ブライダルフェアへ行くと、空き日程の無さにびっくりしますよね。
「今すぐ決めなきゃ…」と不安になる人も多いです。
しかし、どんなに日程が空いてないと言われても
即決してはいけません。
日程が埋まることに焦って契約した場合、ほぼ100%後悔します。
この記事では
「日程がここしか空いていません!」と言われた時、どう考えるべきか?
についてお話します。
ブライダルフェアへ参加する前に、目を通しておくと、
落ち着いて契約の検討ができますよ!
「結婚式場の空き状況が厳しい!」と言われても返事は持ち帰る
「結婚式場の空き状況が厳しいですよ!」と言われても、即決せずに返事は持ち帰りましょう。
「他の式場と比較して、この式場が最高だ!」となっている場合は、即決しても良いですが、
「日程が埋まるのが不安」という理由が強いだけなら、絶対に即決してはいけません。
結婚式場の「空き状況が厳しい」は常套句
「おふたりの希望時期だと、この日程しか空いていません!」
「早く決めないと、別のカップルさんに日程を取られてしまいますよ!」
ブライダルフェへ行くと、必ずプランナーからこう言われます。
大前提として、このセリフは、どの式場でもどのプランナーでも言います。
営業として、言わなければいけないルールです。
なので、このセリフは「こんにちは~」と同じくらいの言葉だと思ってもらってOKですよ!笑
結婚式場の空き状況、日程は本当にすぐに埋まるの?
提示された空き日程は、すぐに予約で埋まってしまうの?
数日間は、他のカップルに取られずに残っている?
式場のプランナーは、もちろん、営業なので「すぐに日程は予約で埋まっちゃいますよ!」と言いますよね。
・・・これ、実際どうなんでしょうか。
こればっかりは、プランナーにもカップルさんたちにも、分かりません。
私もプランナー時代、「絶対すぐ埋まっちゃいます!」と伝えた日程が何日も売れ残っていたことも。
逆に、「まあ、埋まらないでしょ!」と思っていた日程が、次の日埋まってしまったこともあります。
担当プランナーにもコントロールできない、完全に【運】の問題です。
結婚式場の空き状況、検討中に埋まってしまったら…
では、もし、検討中に第一希望の日程が埋まったら、どうすればいいのでしょうか?
答えは簡単で、別の日程で式をすればOK。
「え?でも、プランナーから、その日しか空いてないって言われたから、別の日程なんて予約できないよ!」
と思いますよね?
安心してください。
「この日しか空いてません!」と言われていた日程が埋まっても、
ほぼ100%、別の日程は空いています。
結婚式場の空き状況、実は結構空いている理由
なぜ空いている日程が見つかるのか。これは、結婚式場に務めていた人間だからこそ、伝えられる理由です。
大きく3つの可能性があります。
ビッグブライダルフェア用の枠
そもそも、毎月の土日を朝から夜まですべて、結婚式の予約で埋めてしまうと、式場側が非常に困るんです。
なぜなら、土日に新規で見学に来た式場探し中のカップルさんのために、
披露宴会場を使ってビッグフェアをしたり、挙式場を使って模擬挙式をしたりするから。
そのため、必ず売り残しておく日程枠があります。
「そんなの、日曜の夕方とか、実際には結婚式をしにくい枠だけでしょ!」と思うかもしれませんが、そんなことはないです。
土日の昼間の時間帯に、会場貸切のビッグフェアしている式場は世の中にたくさんありますよ。
プランナーさんに「どうしてもここで式をしたい」という思いを伝えれば、このような【予備の日程枠】を、特別に開放してくれることがあるよ。
式場契約後に日程変更したい人向けの枠
契約済みのカップルさんが、契約後に「挙式日程を変更したい!」と相談に来る場合があります。
その時に、各月の土日がすべて埋まっていたら、そのカップルさんが日程変更できる枠がありません。
結果、そのカップルさんは、契約キャンセルして別の式場へ・・・となってしまいます。
せっかく、時間をかけて契約いただけたカップルさんを、
そんな風に逃してしまうのは、式場側としては非常にもったいないです。
そのようなリスクを回避するため、式場側は予備の日程枠をいくつか残しています。
日程変更で空いた枠
契約済みのカップルさんが日程変更すると、
そのカップルさんがもともと予約していた日程に空き枠ができます。
すると、その空き日程は、検討中のカップルさんたちに提示できるようになるんですね。
このように、式場の日程の空き状況は、ときどき変化します。
前回のフェアで教えてもらった日程は埋まってしまったけど、代わりに他の日程に空きがでた、となれば、その枠で予約できるよね!
結婚式の日取りのこだわりは捨てる方が得!
そもそも、「絶対大安!」とか「絶対10月に!」とか、
日程に対してこだわりを持たないほうが良いですよ。
日程にこだわりの強いカップルさんは、プランナーからしてみると正直、かなり営業しやすいお客様です。
カップルさん自身が「この日で結婚式したい!」と強く思えば思うほど、プランナー側は「この日はすぐ埋まっちゃいますよ!」と言います。
すると、式場の気に入り度がそこまで高くなくても、「日程が埋まることへの不安」が大きくなり、即決してしまうんです。
さらに、「今日の契約なら〇万円追加で値引きします!」なんて言われちゃうと、ついついながされちゃいますよね。
ちなみに、即決しなくても最大20万円の割引がつく結婚式場サイトがあります。
こういうサイトを使ってフェア予約をすると、より冷静に判断を持ち帰ることができますよ。
また、日取りのこだわりを捨てて、候補の範囲を広げるための具体的な考え方のコツは、
こちらの記事▶▶結婚式の日取り【決め方のコツ4選】をチェックしてください。
結婚式場の空き状況より大切なこと
カップルさんたちにとって、本当に大切なのは、日程ではなく結婚式の内容だと私は思います。
私の結婚式がまさに良い例です。
私は、「自分の結婚式は絶対、記念日に開催する!」と決めていました。
しかし、第一希望の式場は、その日程が空いていませんでした。
悩んだ結果、別の日程で契約をしました。
その日程は、なんの思い入れもない日程でした(赤口だし、日曜だし)。
でも不思議なもので、結婚式を終えると、その日がとても特別な日になりました。
毎年、その日が来ると、結婚式のことを思い出して、とてもあたたかな気持ちになります。
どんな日程だったとしても、素敵な結婚式ができれば、その日が特別な日として、自分の人生に寄り添ってくれるのです。
日取りよりも本当に大切なのは結婚式の内容です。
だからこそ、「日程が埋まるかも」というリスクは多少あったとしても、
納得いく結婚式ができるように、
見たい式場はすべて見てから決定するべきです。
「この日しか空いていません!」というプランナーの常套句に惑わされず、
自分たちのペースで納得いく式場探しをしましょう!