契約後のお悩み

結婚式キャンセル料は高すぎる!減額方法3選と相場をプロが解説

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結婚式のキャンセルをしたいけど、キャンセル料が高すぎる・・・と悩んでいる人へ。

キャンセル料を減額する方法3選キャンセル料の相場について、プロが解説しました

結婚式キャンセルを考えている人は必読です!

うさこ

*元ウェディングプランナー
 【歴10年】
*大手結婚式場・ホテル
 ゲストハウス 経験済み
*接客カップル【2000組以上】
*自身も卒花

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結婚式のキャンセル料は高すぎ?どうやって決めてる?

結婚式のキャンセル料は、各式場が自由に設定しています

ただし、多くの場合は、公益社団法人日本ブライダル振興協会のモデル規約という資料を参考にしています。

キャンセル料が高すぎるかどうかは、モデル規約をチェック!

「結婚式のキャンセル料が高すぎる!」と感じる人は、一度、日本ブライダル振興協会のモデル規約をチェックしてみましょう。

モデル規約に書いてあるキャンセル料を分かりやすく下の表にまとめました。

結婚式場キャンセル料の相場
※参考 https://www.bia.or.jp/wp-content/uploads/2021/10/4ebb7af5f8ddb745a62203070a25c362.pdf

300万円の見積で契約した場合のキャンセル料

ひとつ前の表を見ても、イメージがわかないと思うので・・・

「300万円の見積で契約した」という例で、キャンセル料を考えてみましょう。

※申込金は10万円で設定します。

365日前まで25,000円
364~180日前まで50,000円
179~150日前まで100,000円+手配済みアイテム
(例えば招待状セット30,000円注文済みなら30,000円追加)
早い人はこのタイミングで衣装が決まっていることも。その場合は衣装解約料も。
149~120日前まで600,000円+手配済みアイテムと衣装解約料
119~90日前まで750,000円+手配済みアイテムと衣装解約料
89~60日前まで900,000円+手配済みアイテムと衣装解約料
≪省略≫
9日前~前日まで1,350,000円+手配済みアイテムと衣装解約料
挙式・披露宴当日3,000,000円+オプション料金
▲結婚式(300万円)のキャンセル料一覧

このように、結婚式のキャンセル料は、打ち合わせが始まる前から発生します。(※打ち合わせ前からキャンセル料が発生する理由はこちら

本番から150日前後のタイミングで、急にキャンセル料が高くなることが多いよ!

結婚式まで150日を切ると、すでに注文している商品の実費や、衣装予約のキャンセル料などがかかってきます。

また、契約時の見積書の総額から〇%分という計算方法で、追加の支払いが生じる場合も多いです。

実費やドレスのキャンセル料が追加されると…

300万円の見積で契約し、さらに、キャンセルのタイミングで以下のような条件っだった場合・・・

  • 招待状は注文済み
  • ドレス定価30万円で契約済み
  • 契約時の見積は300万円

↑この場合、キャンセル料は総額70万円近くになります!

結婚式場のキャンセル料(本番150日前を切った場合)

結婚式の高すぎるキャンセル料を減額する方法3選

結婚式のキャンセル料を減額する方法を3つ紹介します。

ちなみに、キャンセル料の減額は、

基本的に、かなり難しいと思ってください。

契約書の内容が変わることはほぼありません。

そのことを理解したうえで、それでも可能性があるとすれば以下の3つの方法です。

①式場側のミスを根気強く指摘する

もし、式場側の対応に問題があって、キャンセルしたい場合。

式場側のミスや式場に対する不満・不安を丁寧に式場側へ伝えましょう。

自分でも「言いすぎかな?」と感じるくらい、丁寧に根気強く伝えることで、式場側も自分たちのミスを認めてくれます。

そして、ミスの償い(つぐない)として、キャンセル料を減額してくれることがあります。

②消費生活相談窓口の利用

消費生活相談窓口を利用するのも、一つの方法です。独立行政法人国民生活センター公式ページに詳しく載っています。

「消費者ホットライン」という全国共通の「188(いやや!)」番に電話をすると、最寄りの消費生活センターを案内してくれます。

消費生活センターに、今の状況を相談してみましょう。

  • 明らかにカップル側が不利な契約書になっている
  • 契約時の式場の対応が悪すぎる

↑このようなことが認められれば、キャンセル料の減額の可能性が出てきます。

③結婚式場探しキャンペーンの活用

直接的にキャンセル料を減らす方法ではありませんが、上で紹介した①・②の方法に比べて、実現性・確実性が高い方法です。

今の式場をキャンセルして、新しい式場を探すときに、「結婚式場探しキャンペーン」を利用する方法。

ぶっちゃけ、面倒だし、時間・手間もかかりますが、ここで頑張れば、10万円くらいの電子マネーをもらえます。

方法を簡単に説明すると、以下3つのサイトを経由して式場見学予約をしていきます。

ゼクシィ 式場見学3件で44,000円
Hanayume(ハナユメ) 式場見学3件で45,000円
マイナビウエディング式場見学3件で45,000円

契約しなくても見学だけで電子マネーがもらえるよ!

9件回れば134,000円分の電子マネーがもらえます。

「9件なんて・・・」と思うかもしれませんが、ゼクシィとマイナビウエディングは、自宅から参加できるオンラインフェアでもOK!

そもそも、次の式場選びは絶対失敗したくないはずです。

これくらい見学する気合も必要です。

この3つのサイトは、電子マネーをもらうための条件が比較的簡単で、特典をもらいやすいものだよ!他にもキャンペーンサイトはあるけど、この3つが確実!

この13万円は、新しい式場での結婚式準備アイテムの費用に使ってもよいし、新居のアイテム購入に使ってもよいです

なぜ、打ち合わせ前でもキャンセル料がかかるの?

そもそも、式場を契約しただけでキャンセル料がかかるのはなぜでしょう?

打合せも始まっていない状態なら、キャンセル料なんて無しで良いのでは?

そう考える人も多いと思います。

キャンセル料がかかる大きな理由は、「式場側に機会損失が起きているから」です。

あなたは、A会場で【10月10日(土)大安12:00~】の式を契約。すると、他カップルが「A会場で10/10に式をしたい!」と言ってもA会場側は、その日程を紹介できません。(あなたが日付枠を押さえているから!)

その後、あなたがもし、契約をキャンセルしたら・・・

A会場は、他カップルさんの予約をとりこぼしたことになります。

だから、打合せが始まっていなくてもキャンセル料がかかるのです。

キャンセル料、高額払ってでもキャンセルするべき?

「結婚式のキャンセル料が高すぎる・・・」と感じも、絶対キャンセルするべきなのは、どんな時でしょうか?

①結婚式から150日より前のタイミング

結婚式本番から150日以上前のタイミングでキャンセルを悩んでいるのなら、正直、すぐにキャンセルするべきです。

モデル規約でも分かるように、結婚式本番の150日前を切ってくると、一気にキャンセル料が上がります。

悩んでいるうちにキャンセル料が上がり、キャンセルしたくてもできなくなってしまう・・・

というリスクを避けるためにも、このタイミングならすぐにキャンセルして良いです。

10万円程度のキャンセル料であれば、式場探しキャンペーンを活用すれば、10万円程度はカバーできます。

②式場側のミスが立て続けに起こる場合

式場側のスタッフも人間ですので、ミスすることもあります。

そのミスを指摘した後、さらに何回もミスが続くような式場は、すぐにキャンセルしてください。

そんな式場といつまでも契約している必要はありません。

たとえ、キャンセル料がかかったとしても、キャンセルして新しい式場にするべきです。

なぜ、結婚式のキャンセル料が高いと感じるのか

ちなみに、なぜ結婚式のキャンセル料は高すぎると感じるのでしょうか。その理由は2つ。

①人生で支払ったことがない金額だから

そもそも、結婚式は人生で初めての人がほとんど。

結婚式のキャンセル料なんて、支払った経験がありませんよね。

だからこそ、いきなり数万円~数十万円のキャンセル料を見せられたら「え?」となってしまうわけです。

②相場がはっきりしていないから

結婚式のキャンセル料は一番最初に話したように、式場独自で決めることができます。

そのため、相場がはっきりしていないという面も。

よって「高すぎる」と感じる人が出てきてしまいます。

結婚式のキャンセル料Q&A

Q
結婚式のキャンセル料はいつからかかる?
A

式場と本契約をかわした瞬間から、かかります。

クーリングオフ(一定期間内なら無条件でモノ・サービスの契約を解除できる制度)も使えません。

Q
結婚式のキャンセル料に含む「実費」とは?
A

すでに手配が完了してしまっている商品のお金のことです。

例えば、キャンセルをする時点で・・・

  • すでに招待状を注文してしまった
  • すでに上映ムービーを注文作成してしまった
  • すでに式場での前撮りを終えていた

このような場合は、それぞれのアイテムに対して実際にかかった費用の負担が必要です。

Q
結婚式延期の場合、キャンセル料はどうなる?
A

本番までの日数によって、追加費用0円で延期可能な場合もあります。

ただし、先ほどの「実費」のように、すでに手配してしまったものに関しては自己負担

延期の場合の注意点は二つです。

◎延長できる最長期間

延期は可能といえど「3年後に変更」などは、できない式場が多いです。

契約書に「延期できる期間は〇日先まで」と記載している式場もあります。

契約時の見積が変わる

延期になると見積は変わります

一般的に、結婚式の見積は、直近になればなるほど安くなるようにできています。

延期で式が先延ばしになる場合は、その分、割引額が減り、見積が高くなることがほとんどです。

Q
結婚式のキャンセル料、両家の分担は?
A

折半が多いですが、例外もあります。(私の10年間のプランナー経験より)

①打ち合わせ前のキャンセルの場合

打ち合わせスタート前にキャンセルする場合は、キャンセル料を両家で折半するカップルが一番多いです。

ただし、契約時に例えば、新婦のわがままで「どうしてもこの式場がいい!」と言って契約した場合、新婦側が全額払うというパターンもありましたよ。

②ドレスの実費がかかる場合

すでに衣装合わせなどが始まっていて、ドレスを押さえてしまっていた場合。

ドレスの実費負担のみ、新婦側がもつケースもよくあります。

同じく、タキシードも押さえているのであれば、そちらは新郎側が負担になります。

③キャンセル理由が破断の場合

どちらかの非が原因で結婚破談の場合は、非のあるほうでキャンセル料の支払いをするのが一般的です。

まとめ

結婚式場のキャンセル料の相場は、打ち合わせ前なら5~10万円

打ち合わせが始まっていれば、実費負担や衣装のキャンセル料なども必要になってきます。

現実的に考えて、結婚式場をキャンセルするために、50万円以上の金額を払うのは無理ですよね

キャンセルを考えている人は、できるだけ早いうちに!

式場の契約書にもよりますが、本番から150日を切ってくるとグンとキャンセル料が上がりやすいので、その前までにキャンセルするかどうかをはっきりさせましょうね。