こんな風に悩んでいる人へ。(※式場見学のキャンセルについて知りたい人はこちら)
式場契約したけど、どうしても契約をキャンセルしたい時ってありますよね。
でも、結婚式の正しいキャンセル方法を知らない人がほとんどです。
キャンセルの伝え方を間違えると、式場側とトラブルになったり、思わぬ追加料金が発生することも。
元ウェディングプランナー(歴10年)が、結婚式キャンセルの正しい伝え方を解説します。
この記事を読んで、あなたが次にすべき行動を冷静に考えていきましょう。
結婚式場の契約から1週間以内の人は、こちらの記事▶▶結婚式の申込金、1週間以内なら返ってくる!?解決策ガッツリ解説も参考になります。
結婚式場キャンセルの伝え方【重要ポイント3つ】
結婚式場キャンセルの伝え方で、まず知っておくべきことは、この3つです。
具体的に解説します。
①伝えるタイミング
キャンセルを伝えるタイミングは超重要です。
なぜなら、1日伝えるのが遅くなるだけで、キャンセル料がグッと上がる場合があるから。
契約時にもらった規約書類をチェックしてみましょう。
例えば・・・
↑こんな風に、契約時の規約に必ず記載があります。
今すぐ契約書類を確認してキャンセル料をチェック!キャンセル料が上がらない期間中にキャンセルの旨を伝えよう!
一般的に「キャンセルを申し出た日」をキャンセル日としてキャンセル料を計算する式場が多い。
まれに、「キャンセル書類を提出した日がキャンセル日」という式場もあるので注意!
②誰が伝えるか?
キャンセルを伝える時は、新郎・新婦どちらから伝えても問題ありません。
うまくキャンセル理由をしゃべることができる方が伝えればOK。
例えば、キャンセル理由が新婦のドレス関連なら、新郎が電話するより、新婦が電話したほうが、しっかり説明できるよね!
電話をするとき、できるだけ
電話していない方のパートナーも電話越し(隣)にいるようにしてくださいね。
どんな内容を式場側に伝えたのか、
パートナーもしっかりと知っておくべきです。
③伝える手段は?
結婚式場キャンセルは、メールと電話、どちらで伝えるべきでしょうか?
どちらでも問題はありませんが、
スムーズなのは、電話です。
どうしてもメールが良い場合はメールでもOKですが、結局、その後に電話でのやりとりが必要になってきます。
なぜなら、式場側は、電話で直接お客様と話して、
キャンセルの詳しい理由や、キャンセルの温度感を知りたいからです。
お客様から、メールでキャンセル連絡が場合、式場側は必ずお客様に電話を入れます。
なので、最初から電話で伝えた方がスムーズ。
どうしてもメールで伝えたい人はこちらの記事▶▶式場キャンセルはメールでもOK?プロが注意点を解説!をチェック!
結婚式場をキャンセルする時の伝え方【注意点3つ!】
結婚式場キャンセルの伝え方の基本がわかったところで、次に注意点を説明します。
①ハッキリと伝える
キャンセルしようかなと迷っていて・・・
やっぱりこの見積だと自分たちには払えなくて・・・
このように、まわりくどく話すと、式場側との話がなかなか進みません。
とにかくはっきり「キャンセルします」と断言しましょう。
②「予算が・・・」は、ねばられる
キャンセルの理由を聞かれた際に
予算が厳しくて・・・
この見積からまだ上がりそうで不安で・・・
このように、理由が「見積への不安」だと、式場側もねばってきます。
「じゃあ、もう少し安くするから!」
「いくらになれば、この式場で式してくれる?」
というようなやりとりになって、なかなかキャンセルを了承してくれないことも。
③電話の折り返しをしてくれない場合も
一般的には、お客様から掛かってきた電話は、話が長くなるといけないので、
「こちらから折り返します」
と言って式場側が再度掛けてきてくれます。
しかし、その対応を忘れるプランナーも。
キャンセルについての話は長くなりがち。
電話代が「こちら持ち」になると、かなりの痛手です。
折り返してくれない場合は「もう一度、そちらからかけていただけますか?」とハッキリ伝えてOKです。
結婚式場キャンセルの伝え方、これが一番スムーズ!
ダラダラと式場側にねばられないために、キャンセルの伝え方にはいくつかコツがあります。
①「結婚式が白紙に…」と伝える
本当は「キャンセルして別の式場に乗り換えよう」と思っている場合でも
正直に言わず、
「結婚式自体を白紙にすることにしました」と伝えると良いですよ。
「別の会場に変更する予定です」と伝えると
「どこの式場ですか?」とか
「その式場は●●が微妙で…」とか、
グチグチ言われます。
だから「そもそも結婚式自体をやめにした!」と伝えるのです。
そうすれば式場側も「そうですか」としか、返せないです。
②「親の意見」というワードを出す
「親がこの式場に反対していて」
「親が選んだ別会場ですることになりました」
のように、親の意見を出すのも効果的です。
プランナー的にも、
親御さんを再度説得するのは、かなり難しいので
「しょうがない」となる場合も多いです。
結婚式場をキャンセルを伝えた後の手続き
結婚式場のキャンセルを伝えた後にも、するべきことがあります。
キャンセル書類の記入
結婚式場のキャンセルは、必ず書面での解約が必要です。
そのため、キャンセル書類の記入をします。
式場から郵送可能な場合が多いですが、
まれに「式場に来て記入してもらわないといけません。」
という謎なルールを作っている式場もあるので、その場合は会場へ出向く必要があります。
式場に来店してキャンセル書類を書く場合は、目の前のプランナーが「キャンセルを考え直してくれないか?」としつこく言い寄ってくる場合もあるから注意!できれば郵送手続きにしよう!
キャンセル料の支払い
キャンセル料が追加で発生する場合は、キャンセル料の支払いが必要。
式場側が、振込先を教えてくれるので、その宛先へ振り込みます。
書類の記入と料金の支払いが完了すれば、キャンセル完了です!
支払い済みの申込金が、そのままキャンセル料に充てられる式場も多いよ!その場合は、追加でキャンセル料の支払いはナシ!(申込金は戻ってこないけど…)
結婚式場がキャンセルできたら新しい式場を探し始めよう
新しく乗り換える式場を探す場合は、できるだけ早く動き始めましょう。
見学する場合は、プロのアドバイザーと相談できる「式場相談カウンター」を可能な限り、利用してください。
もう、次の式場探しでは絶対失できない、崖っぷちの状態。
だからこそ、自分たちだけで決めるのではなく、プロに直接相談したほうが安心です。
また、相談カウンターの担当者さんは、新たに見学予定の式場へ
「ふたりが別の式場で契約済みであること」を事前に説明してくれます。
「別の式場で契約済みです!」って結構言いづらいからね。相談カウンターの担当さんが伝えておいてくれるから安心!
相談カウンターに迷ったら、TVCMもしている大手のゼクシィ相談カウンターを使えば、間違いないです。
相談カウンターを使うのは苦手・・・自分でWEB予約したい!という人は、結婚スタイルマガジンというサイトで新しい式場のフェア予約をしてみてください。
結婚スタイルマガジンは、ゼクシィと同じように式場検索・フェア予約ができるサイト。
ゼクシィの見積プランと同じ金額のプランを載せている式場も多いです。
ただし、そのプランから、さらに最大20万円OFFがつく式場がたくさんあります。
キャンセル式場へ支払い済みの申込金は返ってこない場合が多いです。
そこで、結婚スタイルマガジンを使って、支払い済みの申込金分を補てんしましょう!
【補足】結婚式場キャンセル以外の方法も・・・
ここまで、結婚式場キャンセルの伝え方について、解説してきました。
しかし、実は、今のあなたの式場への不安によっては、キャンセルしなくても解決できる場合があります。
キャンセルしたい理由(式場への不安)が何なのかによって、
①契約中の式場に相談する場合
②他会場を見学する場合
↑この2つのパターンに分かれます。
実は、不安の理由によっては、契約中の式場のままでも解決できる場合があるんです。
不安の内容別に、次の行動を解説します。
①契約した日取りが不安
「契約した日柄について親が文句を言っている」とか
「この日だと大事なゲストが一人来られない」といった理由の場合ですね。
この場合は、まず
契約中の式場に相談するべき!
担当プランナーに相談すれば、別の候補日程を提案してもらえます。
「でも契約時、日程はこの日しか空いてない!」って言われたから無理なのでは?・・・と思いますよね。
実は、そんなことはありません。
契約後に「日取りを変えたい!」というカップルさんは、一定数、必ずいるので
式場側もあえて販売せずに残している枠が必ずあります。
ブライダルフェアに参加した時と現在では、会場の空き状況が変わってる場合も多いよ。
②担当者が不安
「自分たちの担当者と馬が合わない・・・」
「担当者の連絡対応が不安・・・」
などの場合。この場合も、
契約中の式場へ相談です!
相談することで、担当者を変えてもらえる場合も。
担当プランナーに直接「担当者が嫌で…」とは言いにくいので、
相談する際は、式場の支配人などに電話を代わってもらい、伝えましょう。
担当者を変えたら、不安が消えてスムーズに打合せができたというカップルさんは、よくいるよ!
③見積が不安
見積の不安がある場合、
契約中の式場へ相談する!
契約後に見積の値引きを追加してもらうのは、難しいのですが、おすすめの方法がありますよ。
「見積が不安で、他会場に契約を乗り換えようと思っている。なんとかならないか?」
と相談してみてください。
契約中の式場は「他会場に乗り換えられちゃう!」という危機感から、追加で値引きを頑張ってくれる場合があるよ。
④持込の制約が不安
契約後に
「持込不可のドレスを持ち込みたい!」
「持込不可の引出物を持ち込みたい!」
となった場合。これも、まずは
契約中の式場に相談すべき!
基本ルールは持込NGの会場も多いですが、
持ち込みたい理由を丁寧に説明することで、持込OKにしてもらえる場合も。
持ち込みたい理由が「安くしたいから」という理由だけでは、OKしてもらえない場合が多い。
「ものすごく気に入ったドレスがあって…」「職場の取引先の付き合いでどうしても、この商品を引出物に使わないといけなくて…」などの理由が◎。
※持込OKになる代わりに一部、値引き特典が減らされる場合もあるのでご注意を。
⑤1件目即決への後悔
1件目のブライダルフェアで、なんとなく勢いで契約してしまって、後悔している場合。この場合は、
他会場を見学するべき!
この方法以外に、即決した不安を解消する方法はありません。
ちなみに、「ある式場を契約中に、他式場を見学してはいけない」という法律はないので、
安心して、他会場へ見学に行ってみてください。
⑥式場設備への不安
「バリアフリー会場にするべきだった」
「ゲスト人数が契約時より増えて、今の式場ではキャパオーバーになる」
などのパターンですね。
この場合は、
他会場を見学するべきです!
式場の設備を変えることはできないので、他会場の見学をしましょう。
現在の自分たちにとって、外せない条件を書き出して、
他会場見学の時に必ずチェックしましょう。
⑦気になる式場の存在
契約後でも、インスタなどを見ていると「やっぱりこの式場気になるなぁ」と思い始めることがあります。
この気持ちを、そのままにしておくと後悔が生まれやすいです。
このような場合は、
他会場を見学です!
気になる式場を見学したうえで
「やっぱり契約中の式場がいいね!」と再確認して、
気持ちよく打合せに進めるケースもあるので、気になる式場があるなら見学してみましょう。
ブライダルフェアのキャンセル、伝え方は?
結婚式場の契約ではなく、下見や見学(ブライダルフェア)の予約をキャンセルしたい場合についても、合わせて解説します。
ブライダルフェアは、キャンセル料もかからないので、全然キャンセルしてOKです。
キャンセルする理由によって、式場への伝え方が違うので、それぞれまとめます。
①別の予定が入ってしまった場合
この場合は、正直に「別の予定が入ったので、キャンセルお願いします。」と伝えればOK。
多くの場合「次、参加できそうな日程で予約を取りましょうか?」と式場側から言われます。
予定が分かっていれば、そのまま変更予約をお願いしてもいいです。まだ、その後の予定が未定なら「予定が分かり次第、連絡します」でOK。
②別の式場で契約してしまった場合
3件ブライダルフェアを予約したけど、1件目で契約してしまった。残り2件はキャンセルしなきゃ・・・
こんな時はどうすればいいでしょうか。
「予定が入ってしまって…」ではダメです。この伝え方だと、後日、式場側から、フェア参加の営業電話がかかってきます。
今後の営業電話をされないために、正しい伝え方は2パターンあります。
1.「他の式場で契約しました」と正直に伝える
「他の式場で契約したので、フェア参加は、キャンセルしてください」と伝えます。
これなら、後日、営業されることもありません。ただし「どちらの式場でご決定しましたか?」と式場側から聞かれます。
それを聞かれるのが嫌な人は、もう一つのパターンで伝えましょう。
2.「結婚式をやらない事にしたので」と嘘をつく
どこの式場で契約したのか聞かれたくない人は「結婚式をやめることにしたのでキャンセルしてください」と伝えればOKです。
そうすれば、契約した式場名も聞かれないし、それ以降、しつこくフェアの営業もされません。
契約後でもブライダルフェア参加するべき?
ちなみに、本音を言うと、契約後でも、他の式場のブライダルフェアへ参加するべきです。
とくに、1,2件目の見学で契約してしまった場合は、絶対にあと数件、見ておいたほうがいいですよ。
契約時は「この式場が最高」と思っていても、そのあとに何件か見学したら、もっと良い式場が見つかる・・・ということは、よくあります。
契約後のブライダルフェア参加については、こちらの記事▶契約後にブライダルフェア参加していいの?が参考になりますよ。
③別のサイトから予約し直したい場合
見学予約をしたサイトより、もっとお得に予約できるサイトが見つかって、予約サイトを変えたい場合。
例えば、ゼクシィで予約したけど、マイナビウエディングで予約した方が特典が大きい!変更したい!・・・こんな時だね!
一度、今予約しているサイトからのフェア予約をキャンセルする必要があります。
マイページから簡単にキャンセル連絡できるなら、それでOK。
式場に電話しないとキャンセルできない場合は「別サイトから予約し直すので、一度キャンセルします」と正直に式場側へ伝えてOK。
今、自分が予約しているサイトより、お得になるサイトを探して予約し直すのは、少しでも結婚式費用を節約するために大切なことです。
予約サイトのおすすめ一覧を以下に載せておきますね。参考にしてください。
総合的に見て、ゼクシィか結婚スタイルマガジンでの予約が個人的に、おすすめ!キャンペーンをもらうコスパも良いし、提携式場数も多いよ!
結婚式場、キャンセルの伝え方【まとめ】
契約後、式場に対して不安になるのは、よくあること。
まずは、キャンセルしたい理由を明確にしましょう。その理由によって、①契約中の式場へ相談、②他会場を見学する、の2パターンに次の行動が分かれます。
新しく式場を見学する際は、ぜひプロの力を頼ってゼクシィ相談カウンターへ相談してみてください。自分たちで抱え込んでいた不安が、プロに話すことでスッキリしますよ。
相談カウンターの利用は完全無料。使わない手はないです。
また、契約のキャンセルを伝える際には、タイミングやキャンセル理由にも注意です。
時には、嘘をつく方がスムーズにキャンセルできる場合もありますよ。
何百万円の大きな契約をキャンセルするって、かなり労力もかかるし、不安だと思いますが、冷静に落ち着いて行動すれば大丈夫です。
不安な人は、私のInstagramのDMへ気軽に相談ください。キャンセル方法についてアドバイスさせていただきます。
後悔しない結婚式をするためにも、契約後に出てきた小さな不安をそのままにしないように!
(※その不安は必ず日に日に大きくなって、いつか爆発するので!)
素敵な結婚式ができるように、プレ花嫁さん・花婿さんを心から応援しています♡